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ハローワークで良い転職ができない6つの理由とハローワークを上手活用する方法!

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ハローワークは会社を退職するとお世話になるところです。なぜって、ハローワークに申請すれば失業保険(雇用保険)が貰えるからです。しかし、ハローワークで転職活動をしても良い転職は期待できません。

ハローワークで良い転職ができない5つの理由!

1つ目の理由はハローワークまで行かなければいけない!

ハローワークに申請すれば失業保険やその他給付金を貰うことができます。そのため、会社を退職するとハローワークに行き、申請をする人が多いです。

 

ハローワークが良い転職に向かない1つ目の理由は単純に自宅の近くにないからです。ハローワークは公共の施設ですが、自宅の近くにはありませんので電車やバスで行く必要があります。

 

ハローワークに何度も通って求人票を見て、求人応募の手続きをするのは時間もお金もかかります。退職して収入がないときに時間とお金を無駄にするのはつらいものです。

 

また、ハローワークの求人票の待遇の良い求人は倍率が高く書類選考が通る確率が低いです。何度もハローワークに通って、何度も書類選考に落ちたら気持ちが沈んでしまいますね。

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2つ目の理由はハローワークの求人内容は嘘が多い!

ハローワークは公共の機関です。税金で運営されています。そのため、ハローワークに求人を出す場合の費用は無料なのです。企業側としては無料で求人ができるなら、とりあえず求人出しておこうかなという求人も多くなります。

 

また、民間の大手(リクルートなど)みたいに求人の内容について厳しく正確さを要求されないため、ハローワークの求職票には時給や給料などの雇用条件、休日や労働時間など労働条件など嘘をついているケースが多くあります。

 

さらに、雇用保険や社会保険、厚生年金完備と書いてあるのに実際には加入していないケースなどハローワークにはブラック企業が求人を出しているケースが多く見受けられます。

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3つ目の理由はハローワークの良い条件の求人は倍率が高い!

ハローワークはたくさんの会社が求人を出し、たくさんの求職者が利用します。そのため、ハローワークの求人の中で条件の良い求人案件にはたくさんの求職者が殺到します。

 

企業としてはたくさんの求職者を相手にすることはできませんので書類選考でどんどん振るい落としていきます。求人倍率が高すぎてなかなか希望する企業の書類選考を通過することができないのです。

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4つ目の理由はハローワークで転職活動を続けるとハズレを引きやすい

ハローワークに登録すれば失業保険やその他給付金が貰えるためたくさんの人が利用します。また、企業は無料で求人を出すことができますのでたくさんの企業が求人を出しています。

 

そして、上記のように良い条件の求人は倍率が高くなり書類選考がなかなか通らないという問題があります。それでもハローワークで転職活動を続けて行くと、いつの間にか自分の希望と違う企業に就職してしまう危険があります。

 

もともとハローワークには条件の良くない求人案件が多いため、ハローワークで転職活動を続けると最終的にハズレを引きやすくなります。

 

良さそうな求人案件に応募して就職できたと思ったら実際には雇用条件が全然違うし、仕事内容も違うといったケースもあります。

5つ目の理由はハローワークでは自分から行動しないといけない!

求人サイトや転職エージェントでは、自分の希望条件に合う求人をメールしてくれます。スカウトメールやマッチした案件をメールしてくれるのです。

 

そのため、それらの求人情報を眺めていてピンときた求人案件に応募すればよいだけです。しかし、ハローワークではそういった機能はありませんので自分から求人票を見に行き応募しないといけません。

 

なお、ハローワークでも希望すれば求人情報を提供してもらえますが、まだそれほど転職を本気で考えていない場合やとりあえず求人情報を見てみたいという人にとってはデメリットになる可能性があります。

6つ目の理由はハローワークの求人情報は画像情報が少ない!

ハローワークの求人票には、企業の写真などの画像情報が少ないです。民間の求人サイト、転職エージェントの求人情報には職場の写真や会社の外観などの画像情報がたくさんありますが、ハローワークは公的機関らしく文字情報が主体となっています。

 

転職活動をしていく中で画像の情報は大切です。職場の雰囲気や会社のイメージをより鮮明にしてくれるからです。

 

実際に面接に行ってみて暴力団の事務所みたいなところだったら最悪ですから…

ハローワークを上手に活用する方法!

ハローワークを利用した転職に向いている人

ハローワークは公的機関ですから地元に密着しています。税金の話ではないですよ!地元の会社の求人情報をたくさん扱っているのです。

 

特に資金的に厳しい地元の中小企業はハローワークを使って求人をするのが一般的ですから地元の中小企業に転職したいならハローワークをメインに使った方が良いです。

 

また、未経験でもOKという求人が多いのもハローワークの特徴です。これも地元の中小企業が出している求人が多いのが原因ですが、採用してから仕事を教え込んでいくという考え方をしている会社が多いのです。

 

そのため、これまでとは違う仕事をしたい人や新しい仕事にチャレンジしたい人にもハローワークは向いているのです。

ハローワークに申請してもらえるお金の話

 ハローワークでもらえるお金は失業保険(雇用保険の基本手当)だけではありません。その他、仕事のスキルアップを希望する場合にも給付金がでたり、求職活動にかかる費用を一部負担してくれたりします。

 

ハローワークに申請してもらえるお金

  • 失業保険(雇用保険の基本手当)
  • 一般教育訓練給付金
  • 専門実践教育訓練給付金
  • 移転費
  • 広域求職活動費
  • 求職活動関係薬務利用費
失業保険(雇用保険の基本手当)

ハローワークに申請してもらえるお金の代表が失業保険です。会社を辞めて転職活動をしている間に支給されるお金です。求職活動中の経済的な負担を軽減してくれます。

 

雇用保険の基本手当の金額は前職の直近6か月の給料を180日で割って日額を計算し、その50~80%が支給されます。この基本手当がもらえる日数は勤続年数や離職の理由などによって異なります。

 一般教育訓練給付金

仕事に役立つ資格の取得にかかった費用(講座の入学金や受講料など)の20%が支給されます。(上限は10万円まで)医療事務、調剤薬局事務、簿記、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士など幅広い分野の資格が対象になっています。

専門実践教育訓練給付金

看護師や介護福祉士、美容師、理容師、調理師などの専門性が高い技能を習得するためにかかった費用(講座の受講料や入学金など)の50%が支給されます。

 

なお、資格を取得した場合はさらに20%が上乗せされて合計70%が支給されます。ただし、支給の上限額は年間40万円(資格を取得した場合は年間56万円)までとなっています。

移転費

ハローワークや自治体などが紹介した職業に就くために引っ越しをする必要がある場合、移転にかかる費用が支給されます。

広域求職活動費

ハローワークの紹介により遠隔地にある求人事務所を訪問して面接を受けた場合、交通費や宿泊料が支給されます。

求職活動関係役務利用費

面接を受けたり、教育訓練を受講するために子供が保育サービスを受けた場合、保育サービスに掛かった費用の一部が支給されます。

 

※ハローワークに失業保険を申請する方法はこちらの記事を参照ください。

 

 まとめ

ハローワークは失業保険をもらうために申請する人が多いですが、ハローワークでの転職活動はあまりお勧めできません。ハローワークよりも民間の求人サイトや転職エージェントを利用した転職活動がおすすめです。

 

※求人サイトと転職エージェントを比較した記事です。詳しくはこちらを参照ください。

 

しかし、ハローワークは地元に密着していて地元の中小企業の求人が多いというメリットや未経験でもOKな求人が多いというメリットもあります。転職活動は自分にあった方法で行うのが良いですね。

 

以上、ハローワークで良い転職ができない6つの理由とハローワークを上手活用する方法!でした。